※ 2話ずつ更新!話数注意!お読み間違えにご注意下さい。
一度愛し合った後、二人で息を整えて居たはずがーー
レオンの指先が、ゆっくりと――ねっとりと這うように、太ももの内側を撫でていく。
軽く触れているだけなのに、その熱がじわじわと肌の奥に染み込んでくるようで、思わず息が詰まった。
(……あ、また)
先ほどまで交わったばかりだというのに、指先に込められた熱と愛撫の重さは、まるで“まだ終わらせるつもりはない”と告げているようだった。
「ねぇ……もう寝ようか。明日、寝坊したら大変だし……」
そう言った声が、ほんの少しだけ震えてしまったのは、レオンの手の動きがまるで、逃げ場を与えないようにぴたりと太ももの根元を撫で続けていたから。
そんな私の顔を覗き込むようにして、彼は小さく笑った。
その視線がとろけるように熱くて、深くて、まるで触れるだけで火傷してしまいそうなくらい、欲を帯びている。
「寝る……? セレナ、本気で言ってる?」
低く、甘く、喉を震わせるように囁かれたその声が、耳朶の奥をくすぐる。
「……え?」
思わず見上げた瞬間、その碧色の瞳に囚われた。
いつもより少しだけ細められた目が、私をじっと見つめている。
耳元で落とされた言葉は、熱を帯びた吐息とともに肌に触れ、ぞくりと背筋を這い上がる。
「……寝るわけ、ないでしょう?」
レオンの手が、太ももから腰へ、そして背中へと這い上がる。
そのまま抱き寄せられるように身体を起こされ、唇がまた重なる。
――と思ったら、ふいにレオンの腕がぐっと腰を抱えて、身体がふわりと浮かんだ。
「……ちょ、レオン?」
「もっと……君を、よく見たいんだ。全部」
囁くように言いながら、レオンは私をそのまま抱き上げ、ゆっくりと寝台から降りた。
向かう先にあるのは、寝室の奥――壁に備えられた、大きな鏡。
鏡の前に立つと、レオンはそっと私を下ろし、背後から身体を抱きしめてくる。
その視線は、鏡の中の私たちに向けられたまま、微かに熱を灯していた。
「ここで……君の全部、見せて?」
低く甘い囁きが耳をくすぐる。
次の瞬間、そっと腕を取られ、鏡に手をつかされた。
ぴたりと背後にレオンの体が寄せられ、背中がぞくりと熱くなる。
「……セレナ、恥ずかしい?」
「……うん……」
鏡越しに目が合うと、レオンはふっと優しく笑った。
「でも、綺麗だよ。セレナ……すごく、綺麗」
セレナの胸元を片手で包み込みながら、もう片方の手が下腹部へと忍び込んでいく。
そのまま――
背後からじっくりと秘部を愛撫され、鏡に映る自分の姿と快感に戸惑いながらも感じてしまう。
「……声、我慢しなくていいよ。ここには、俺たちしかいないから」
ぬるぬると濡れた音が、部屋に微かに響き始める。
レオンの指が、すでに熱を帯びた花芯をなぞるたびに――
甘く、くすぐったい快感が腰から背にかけてじんわりと広がっていく。
「……っ、あ……レオン……っ」
わざとらしく、くちゅくちゅと音を立てるように触れるレオン。
音が響くたびに私の頬が赤く染まるのを楽しむように、執拗に撫で上げる。
「……っ、んんっ、レオン、恥ずかし……っ」
膝がくがくと震え、体の支えを失いかけたその瞬間。
背後からぐっと抱きとめられ、耳元で囁かれる。
「ダメだよ、セレナ。……ちゃんと、鏡を見て」
顔を上げると、目の前には熱で潤んだ自分の瞳が映っていた。
頬は紅潮し、唇はうっすらと開かれ、吐息がもれる――
そして、涙をためた瞳がレオンを映し返す。
「……そんな顔……」
レオンの喉が鳴る音が聞こえた。
背後から、彼の熱が押し当てられているのがわかる。
レオンの手が腰に添えられたまま、耳元でそっと囁かれる。
「……もう少し、お尻、突き出して?」
その言葉に、セレナはびくんと肩を震わせた。
羞恥と期待が入り混じる中、鏡越しのレオンの視線に促されるまま、恥ずかしそうに頬を染めて、ゆっくりと腰を後ろへと引く。
(こ、こんな格好……鏡に、全部映ってる……っ)
唇を噛みしめながらも、命じられた通りに素直に従うと、背後からそっと濡れた場所に温もりが押し当てられ――
「……ああぁ……っ!」
そのまま一気に押し広げられる感覚と快楽に支配される。
余韻に浸る間もなく、ゆっくりとけれど逃げ場を与えないほど深く突き立てられる。
「あっ……っ、レオン待って……っ、んっ」
一突きごとに、セレナの体が震え、足がかくんと力を失いかける。
けれど――
「ほら……鏡、ちゃんと見て。君がどれだけ感じてるか、全部見せて」
レオンの低く甘い声に導かれ、潤んだ瞳で正面を見る。
そこには自分の背後に重なるレオンと揺れる髪、赤く染まった頬、蕩けるような自分の表情。
「……やだ……ぁっ、んんっ……見ないで……っ」
「ダメ。もっと……君の全部が欲しいから」
後ろから優しく、けれど深く突き上げられ――
震える体で、鏡を見つめながら、セレナは甘く喘ぎを漏らしていく。
「レオン……っ、もう……っ、足が……!」
立っているのがやっとのセレナが、ふらつきながらも壁に手をついて必死に耐える。
けれど、背後のレオンはその腰をしっかりと掴んだまま、許すことなく──
「まだ……終わらせないよ」
低く甘く、けれど熱を孕んだ声で囁いた瞬間――
ぐっと奥まで突き上げられて、セレナの喉からひときわ高い声がこぼれた。
「やっ……んぁあっ……っ!」
びくびくと震える脚。
完全に力が抜けて膝が崩れかけるが、レオンの腕がしっかりと支えたまま、そのまま更に、ぐっと奥まで突き上げられる。
「んっ……はぁ……っ、そんな……っ」
「……可愛い、綺麗だ……セレナ」
耳元に落とされた声に、セレナの身体はびくびくと震え、鏡に映るふたりの姿が、熱と淫靡さを増していく。
突き上げられるたび、セレナの身体は跳ね、奥まで、何度も、何度も――
「やぁっ、だめ……もう、無理……っ」
そのまま、レオンは腰を打ちつけながら、セレナが絶頂する様子を鏡越しで見ていた。
「……ぁっ……」
がくがくと崩れ落ちるように、セレナの上体が前へと倒れる。
自分を支えきれない足と、余韻で震える身体。
そっとレオンから支えらえる。
「……セレナ、まだだよ」
耳元に囁かれたその声は、どこまでも優しくて、熱かった。
余韻を落ち着かせる間もなく、レオンが腰を再び動かし始める。
果てたばかりのセレナの身体は、敏感すぎて、わずかな刺激にも震えた。
「んんっ……ぁ、っ……!」
そこへ、するりと滑り込んできたレオンの手が、セレナの下腹部を優しくなぞる。
濡れそぼった秘部を、指先でゆっくりと、焦らすように撫でていく。
「レオン……だ、め……そんな、一緒にされたら……っ」
「でも、気持ちいいんでしょ?」
甘く囁かれ、奥を突かれ、敏感な蕾を擦られる。
びくっ、びくんとセレナの身体が跳ね、喉の奥から甘い声が漏れ出す。
「っあ……あっ……もう……だめぇ……っ!」
どこを触れられても感じてしまう。
そして、そのたびにレオンはさらに深く、さらに丁寧に、愛してくる。
「……セレナ、かわいいよ……もっと気持ちよくなって……」
吐息が混ざる甘い声。
その言葉にまた心も身体も溶かされて、セレナは何度も、何度も絶頂を迎えた。
「……大丈夫? セレナ」
優しい声に、小さく頷く。
「うん……でも……ちょっと、足に力が……」
「……だろうね。もう、歩けないくらいにしたから」
くすりと笑って、レオンはそのままセレナを抱き上げる。
頬を彼の胸に寄せたセレナの耳元に、低く囁きが落ちる。
「……ベッド、いこうか」
まだまだ終わらないことを察しながら、その言葉に、セレナの胸が甘くきゅんと跳ねた。
※明日99話、100話更新!100話で最終話です!


