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R18 88話 浴室から寝室へ…何度も愛を確かめ合う夜

R18本編


先に湯船から上がり、用意してきた下着を身にまとう。


(やばい……これ、自分で見てもえっちすぎる。今までで一番布ないかも……)


ほぼレースとチュールだけでできた”形だけ”のそれに、胸の鼓動を抑えながら彼を待つ。
何度も見られているというのに、毎回肌を見せる瞬間は緊張してしまう。


(ちょっと恥ずかしいからシーツ被ろう……)


もぞもぞとシーツで体を隠すと、寝室の扉が静かに開いた。
浴室から出てきたティオ様の足音に、心臓がばくばくと跳ねる。
シーツをぎゅっと胸元まで引き寄せ、落ち着かない視線を何度も揺らした。


「……ルシ?」


名前を呼ばれて、顔がかぁっと熱くなる。
恥ずかしくて、でも、見てほしくて。
勇気を振り絞って、小さな声で告げた。


「……め、めくってください……」

シーツ越しに自分の鼓動が伝わってしまいそうで、手のひらに汗がにじむ。
布がそっと持ち上げられると、ティオの喉が鳴る音が聞こえた。


「――っ、ルシ……ちょっと刺激、強すぎるよ……」


低く熱を帯びた声が落ちて、ベッドがきしむ。


「ねぇ、ティオ様……早く……」


一瞬、彼の瞳が揺れて伏せられ、すぐに私の唇へ軽く口づけが落ちる。


「やだ……優しくしたい」


そのまま甘く、とろけるようなキスが降ってきた。

その言葉通り、唇はゆっくりと、けれど執拗に私を味わうように動く。
舌が触れ合うたびに、胸の奥まで熱が伝わって、息が細くなる。


「……ん……っ、ふ……」


下着の上からなぞられる指先に、背中がびくっと跳ねる。


(優しく、って……これ、じらされてるだけ……)


肩口から首筋へゆっくりと口づけが降りていく。
そのたびに、肌がぞくりと熱を帯びる。

チュールをそっとめくる仕草も、わざとゆっくり。
すぐに触れない指先が、余計に期待を煽ってくる。


「……もっと、触ってほしい?」


耳元に落ちる低い声に、思わず小さくうなずく。
その瞬間、腰を引き寄せられ、深く口づけられた。


(あ……もう、息……)


優しいはずなのに、熱は確実に上がっていって、
気づけば浴室のときとは違う震えが全身を包み込んでいた。

ティオ様の指が、優しく、肌の上をゆっくりと辿っていく。
触れられているところだけが熱を持って、息が浅くなる。

「……ん……」


もっと…と言えずに、脚をもじもじと擦り合わせる。
そんな私の様子を見て、彼が小さく笑った。

「もしかして……待ちきれない?」

「……っ、わかってるくせに……」


返事をする間もなく、腰を支えられ、ゆっくりと熱が入り込んでくる。
浅く、慎重に、まるで形を確かめるみたいに。

「……あぁ……っ」


浅く揺さぶられて、奥まで届きそうで届かない。


「……その下着着てもうその気になってた?すごいとろとろ……」


耳元の低い声と、浅く優しい動き。


(いきそう……なのに……)


何度もその感覚に翻弄されながら、私はただティオ様の肩に縋って、甘い息を零し続けた。

「……ん……ぁっ……」


小さな波が押し寄せて、焦らされるだけで、全身が甘く痺れていく。


「……ルシ、我慢してる顔、可愛い」


浅く優しい動きが続いて、呼吸が乱れるばかり。

(だめ……もう限界……)


恥ずかしさも忘れて、首に腕を回し、震える声でお願いした。


「……ティオ様……お願い……もっと奥に、欲しい……」

「……いいよ、優しくね」


浅く出入りしていた動きが変わり、深く入ったと思ったら奥の一点を探るように擦りつけられる。


「……っ、ああっ!」


背中がのけぞって、視界が白く弾ける。
根元まで埋められたまま、腰の動きだけで奥を抉られるようにこすりつけられる。


「……あ、そこ……っ、ぐりぐりしないで……っ!」

奥に押し付けるように揺さぶられて、何も考えられなくなる。


(優しく当てられてるだけなのに……)


声にならない声を漏らしていると、彼に脚を高く持ち上げられ、腰ごと押し上げられる。
背中がシーツに沈んだまま、太腿は大きく開かされ、逃げ場のない体勢。


「や……ティオ様、こんな体制……っ、んぅ……」

恥ずかしいくらいさらけ出した格好のまま、上から奥を押しつけるように揺さぶられる。


「……ん、ぁ……あっ、あっ……」


抗えない体勢のまま、羞恥と快感が混ざって身体の奥が痺れるように蕩けていく。


「……ここ……好きなんでしょ?……このまま動いていい?」


力なく頷くと、ゆっくりと引き抜いたあとに容赦なく奥へと差し込まれた。
背中までびりびりとした快感が押し寄せ、声が抑えられなくなる。


「やっ、……ぁああっ……!」

何度も、何度もそこを叩かれて、快感が波のように押し寄せ、頭の中が真っ白になる。


「や……あ……っ、もう……むり……っ」


弱々しく首を振っても、


「……まだ足りないでしょ?」


その一言とともに、また押し込まれ、声にならない悲鳴をあげて絶頂に呑まれる。
何度目かわからない波を超えて、私はただ彼の胸に縋りつき、甘く震えるばかりだった。


「……ルシ……大好き……可愛い……」


耳元で低く甘い声が漏れるたび、力が入らない体がまた震える。


(……もう……だめ……)


ぼんやりとした意識の中で、彼の熱がさらに深く押し込まれる。
何度も同じ場所を優しく、でも確実に叩かれて、甘い痺れが広がっていく。


「……あぁ……ルシ、もう……っ」


堪えきれないような息とともに、
彼がぎゅっと私を抱き締めたまま、奥の奥まで熱を注ぎ込んでくる。

全身がその熱で満たされて、私はただ彼の首に腕を回し、胸の鼓動を聞きながら、静かに目を閉じた。

ぐったりとティオ様の腕の中で呼吸を整えていると、頬や唇にちゅっ、ちゅっと小さなキスが落ちてくる。


「……可愛い。誰にも渡さない……僕だけのルシ」


耳元でそう囁かれて、胸がきゅっと熱くなる。

ふと、思いついて口を開いた。


「ティオ様って……私のことすっごく好きで、すぐやきもち妬いて拗ねるのに……キスマークつけないですよね。……付けて欲しいってちょっと思ってました」


すると、彼は私の隣に寝転がって、きっぱりと答えた。


「……ほんとは僕もルシみたいに”僕の”って知らせて回りたいけど……キスマークって内出血だからさ。ルシの体に傷つけるのは嫌だ」

「え……そういう理由……?」


思わず吹き出してしまい、肩が震える。

「じゃあ、私が付けたらだめですか?」


そう言って、そっと首筋に頬を寄せると、彼は目を細めて微笑んだ。


「ん、僕にならいいけど」


許可を得た瞬間、嬉しさを隠しきれず、そっと唇を首筋に押し当てる。
軽く吸い付くと、彼の肩がわずかに揺れた。

「……ルシ……」


低く名前を呼ばれて、ますます唇に力を込める。
首筋に浮かんだ小さな赤い点を見つめて、思わず「……可愛い」と呟く。


ティオ様は笑いながら「何が」と言っていたけれど、その笑顔が私のスイッチを押してしまった。

そのまま首に、ちゅっ……と吸い付いては、離れ。
また場所を変えて、ちゅっ……。

「……くすぐったい……」

最初はそう言って肩を竦めていた彼の体が、次第に小さく震え始める。
唇を離すたびに赤い痕が増えていくのが、なんだか嬉しい。

鎖骨まで辿り着くと、そのまま胸元へ。
柔らかい肌に唇を押し当て、じっと吸い付く。

「……っ、ルシ……」


押し殺した声が漏れる。
時折、先端を舌でちろりと掠めると、ピクリと体が跳ね、呼吸が乱れていく。


(……いつも反応、ほんと可愛い……)


胸元からゆっくり下へ、唇を滑らせる。
お腹に触れると、ピクリと腹筋が震えた。
そこへ、ちゅっ……と音を立てて吸い付く。


「……ちょっと、ルシ……っ」


押し殺した声が零れるたび、胸の奥がじわっと熱くなる。

さらに下り、内腿へ唇を寄せると、びくんと大きく跳ねた。
その反応が可愛くて、何度も、何度も場所を変えては吸い付く。
吐息が荒くなっていくのを耳元で聞きながら、私はもう夢中になっていた。

(……もっと付けたい)

お腹、腰骨、太腿、肩、腕……。
気づけば、彼の白い肌には私の痕が点々と咲き誇っている。


「……はぁ……っ……ルシ……」


その姿を眺めながら、満足げに口元を緩めた。


(やばい、また欲しくなってきた……)


そう思いながらふと視線を落とすと、先端から透明なしずくがつっと滴っていた。
その光景に、思わず唇が緩む。

「……ティオ様も、欲しいですよね……?」


腰のあたりを指先でなぞりながらそう囁くと、彼の体がピクリと反応した。
期待を込めたようなその震えに、胸が熱くなる。

ゆっくりと跨ると、先端を自分の中心にあてがう。
吐息が混ざり合う距離で、ゆっくり……腰を沈めていく。


「……っ……!」


熱が奥まで届く感覚に、背中が大きくのけぞった。
同時に、ティオ様の口からも甘く低い声が零れる。

沈むたびに押し寄せる快感に、自然と呼吸が荒くなる。
腰がすべて落ちきった瞬間、二人の体が一つになった熱に包まれた。

自分の腰をゆっくり前後に揺らすたび、ぬちゅっ……と、二人の間から甘い音が響く。
その音が耳に届くたび、全身が熱くなっていく。

「……はぁ……っ……ん……」


自然と漏れ出る声。
ティオの熱が奥を擦るたび、頭の奥がじんじんして、腰の動きが早まってしまう。


(……だめ、もっと……欲しい……)


自分で求めるように角度を変え、深くまで飲み込む。
そのたびに、音はより濃く響き、二人の息が重なっていった。


「……あ……ティオ様……っ」

夢中で動かしていると、低く甘い声が耳元に落ちてきた。


「……ルシ……動いていい……?」


返事をする前に、ぐっと腰を掴まれる。

「きゃっ……!」


次の瞬間、下から突き上げられ、体が跳ねた。
深く下から突き上げられて、息が止まりそうになる。

「……っ……あぁ……っ……!」


押し寄せる快感に背中がのけぞり、視界が白く弾ける。

びくびくと震える間にも、容赦なく突き上げられる。
水音と打ちつける音が寝室に響き、耳まで熱くなる。


「……っあぁ……っ……だ、め……そんなに……っ」


必死に言葉を紡いでも、次の衝撃で喉の奥から甘い声が零れ落ちる。
足先まで痺れるような快感が走る。

「……ルシ……可愛い……もっと……」


吐息混じりの声が耳にかかるたび、胸の奥まで震えた。


「……ティオ様、もう……っ……む、無理……」


途切れ途切れに訴えても、腰を掴む手は離してくれない。
深く、奥の奥まで届く衝撃に、何度も背中をのけぞらせられる。
足は力が抜けて震え、姿勢を保てずに体を預けるしかなかった。

「……ルシ……っ、もう……一緒に……」


低く熱を帯びた声が耳元に落ちた瞬間、ぐっと奥まで押し込まれる。


「あっ……ぁぁ……っ!」


視界が真っ白になって、全身が快感に包まれる。
同時に、彼の熱が深くまで注がれる感覚が広がった。

ぐったりした私を、ティオ様は優しく抱き寄せた。


「へろへろになっちゃって、可愛い……大好きだよ、ルシ」


もう何も言えなくなって、息を整えながらただ彼の胸に頬をすり寄せた。

ほんとは――もっと何回でも、って思ってたのに。
あんなに待ち遠しかった時間だったのに。


全身が熱と快感に溶かされて、力が入らなくて。
耳に届くのは、規則正しい鼓動と、落ち着いた彼の呼吸。


「おやすみ、ルシ」


髪を撫でられる心地よさに抗えず、まぶたが落ちる。

――次こそは、もっと。
そう思いながら、あっという間に眠りに落ちた。


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