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R18 87話 戻ってきた日常と二人だけの甘い時間

TL小説に転生した腐女子は推し様を攻めたい!ティオ ルシフェリア 戻ってきた日常と二人だけの甘い時間 R18本編


ルシは──見違えるほど後継者らしくなったと思う。
出会った頃から突拍子もないことばかりする子だったけれど、でも優しくて芯があって。

振り回されてばかりの毎日だけど、でも、毎日可愛くて、毎日好きであふれていて。

それに加えて、自分で道を切り開く姿まで見せられて──

そんなことを思いながら、二人で別邸に入り、扉を閉めた瞬間
僕は玄関で押し倒されていた。


「ルシ、ちょ、ちょっと待って……!まだお昼にもなってないでしょ」


慌てて制するも、顔のあちこちに、音を立ててキスが降ってくる。


「待ちません」

「くすぐったい……! もう、ルシ……っ!」


笑い混じりの声が自然と漏れる。
起き上がり、ルシの体を軽々と抱き上げる。
腕の中の温もりを確かめながら、寝室へと歩みを進めた。



***



どれくらい時間が経ったのか、気付けばお昼ご飯のタイミングすら逃してしまった。
乱れたシーツの上で並んで寝ころび、まだ少し息が荒いまま余韻に浸っていた。

ルシは勝ち誇ったように僕の胸に頬を押し付け、満足げに笑みを浮かべている。
僕は苦笑しつつ、額に残る汗をぬぐいながら彼女の髪を撫でた。



「……まだ疲れてるだろうから、少し眠ったら?」

「……ちょっとだけ……」


そのまま、彼女は静かな寝息を立て始める。
肩越しに伝わる呼吸の温もりが、やけに愛おしい。

髪を指先でそっとすくい、頭を撫でながら、胸の奥にこみ上げる幸福を噛み締める。


(あぁ……可愛い。あまりにも積極的に誘惑してくるから最初は驚いたけど、愛情表現まで全力で……そこも可愛いんだよな)


頬を指先で軽くつつくと、小さく身じろぎする。


(……結局、何されても可愛いに行き着くな。……相当、ルシのこと好きなんだな)


そう思いながら、彼女を抱き寄せたまま、ゆっくりとまぶたを閉じた。



***


お昼寝をした後。

私は寝ぼけまなこを擦ると、目の前にははだけたまま眠るティオ様の姿が。
乱れた髪が額にかかり、安らかな寝息を立てている。

(あー……えっちすぎ……終わった後、いつもきちんと服を着るところもまた可愛いのよね)

そんなことを思いながら、そろりと腕の中から抜け出す。

(このあとすぐまた脱がされるとも知らずにね……ふふふ)

心の中でくすくす笑いつつ、キッチンへ向かった。
鍋に水を張り、簡単なスープの下ごしらえを始める。
トントンと野菜を刻む音が、静かな部屋に響く。

やがて、はだけていた服を整えながら、ティオ様が寝室から現れた。


「ルシ、スープ作ってくれてるの? ありがとう」


眠そうな目元と柔らかな笑みが、胸をきゅっとさせる。


「すいません、うるさくしましたか? 顔洗ってきていいですよ」

「うん、ありがとう」


そんな何気ないやり取りに、ふと胸の奥が温まった。
──日常が戻ってきたんだ、と改めて思う。


温かいスープを、二人並んでゆっくりと口に運ぶ。
湯気の向こうで、ティオ様の横顔が柔らかくほころんでいる。

私はそっと身を寄せ、小声で囁いた。


「まだまだ夜は長いから……スープ飲んで、頑張りましょうね」


次の瞬間、ティオ様が盛大に咳き込む。


「……ルシには敵わないな」


スープを飲み干すと、ふたりの間に静かな余韻が落ちた。
湯気の向こうで見つめ合うと、言葉よりも先に空気が熱を帯びていく。
気づけば指先が触れ合い、そのまま自然と絡まる。


「……じゃあ、一緒にお風呂入る?」


その一言に、胸が跳ねる。
視線を絡められた瞬間、息が詰まって──ただ、頷くことしかできなかった。

──そして、二人は浴室へ。


***


浴室に、水音と甘い吐息が混ざり合って響く。
湯気に包まれた空間で、肌と肌が触れ合うたびに、微かな声が零れた。


「……っ、ティオ様……」

「ルシ……こっち見て」


正面から見つめられ、彼の声は湯よりも熱く、私の耳を震わせる。
背に回された手に導かれ、さらに深く抱き寄せられる。

湯気で曇った視界の中、強く抱き寄せられ、腰が深く沈む。


「……あ、あっ……もうだめ……」


水面が揺れ、湯しぶきが跳ねる。

何度も、何度も、力を奪われて、湯の中で膝が笑う。
それなのに、彼は止まる気配を見せない。


「……んっ、や、もう……っ」


耳元で低く笑いながら、彼が囁く。


「ルシが夜は長いって言ったんでしょ?……ほら、もうこんなになっちゃって」


言葉と同時に、深く突き上げられ、声が堪えきれず漏れる。
湯の温かさと、彼の熱が溶け合って、息が整わない。


(……だめ……また……)



頭の奥が真っ白になって、もう何度果てたか数えることも忘れていった。

揺れる水面が湯しぶきを上げ、肌に滴が散る。
熱いのは湯のせいか、それとも──

「……ルシ、かわいい……もっと声、聞かせて」

「や……っ、だめ……ぁっ……!」


強くなった水音に、体がまた沈む。
耳元に落ちる低い声が、背筋をくすぐった。


「……っ、ルシ……きつ……」


低く押し殺したような声が、唇の端から漏れる。


「……ぁ……そんなこと……言わないで……」


顔が熱くなって、視線を逸らそうとしても、顎をすくい上げられる。


「ちゃんと……こっち見て」


そのまま下から突き上げられ、息が詰まる。


(……っ、また……)


頬を伝う湯か汗かわからない滴を拭われ、彼の熱がさらに深く入り込んできた。


「……ルシ……っ、もう……」


深く突き上げられるたび、視界が揺れて、彼の顔が近くなったり遠くなったりする。


「……っ、あ、あぁ……!」


波のように押し寄せる熱に、息が追いつかない。
胸と胸が擦れ合って、心臓の鼓動まで混ざりそうだった。


「……っ、ルシ……もう……いく……」


耳元で吐き出された声に、全身が震える。


(あ……だめ……っ、もう……!)


頭の奥が真っ白になって、湯と熱にすべて溶かされていく。



――力が抜けて、そのままティオの胸にもたれかかった。
湯気の中、彼の腕がしっかりと私を抱き支える。


「……ルシ、顔真っ赤」


優しく額に口づけられ、ようやく荒い息が落ち着いていった。

湯船に身を沈めたまま、ティオ様の腕に支えられて、私は完全に力が抜けていた。


「……ティオ様、気持ちよかった」


ぼんやりした声でそう漏らすと、彼が小さく笑う。


「ふふ、ルシは本当に何でも正直に教えてくれるね。可愛い」

「だって本当なんですもん……ティオ様って、私の反応、覚えてるんですか?いつも気持ちいいところ当たって……すぐ、だめになっちゃいます……」


頬に湯気と熱がこもる中、彼は迷いなく答える。


「うん。ルシのこと、いつも見てるから。……ルシのいいところ、全部覚えてるよ」


その言葉に、のぼせたのか胸の奥まで熱くなる。


「……あがったら、可愛い下着着ちゃうので、覚悟してくださいね」


挑発めいた私の言葉に、彼の瞳がさらに熱を帯びた。



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