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100話 【最終話】つながる手、交わす誓い──ふたりの幸せな結婚式

絶倫すぎるんです、公爵様・・・っ!セレナ、レオン、【最終話】つながる手、交わす誓い──ふたりの幸せな結婚式(結婚式 当日 誓い キス 繋がる) 絶倫すぎるんです、公爵様…っ!


2話ずつ更新!話数注意!お読み間違えにご注意下さい。



そして結婚式当日ー
公爵邸の庭に、静かであたたかな式の準備が整えられた。


式の始まる少し前。
セレナは純白のドレスに身を包み、緊張しながら鏡の前で息を整えていた。

今日のために仕立てられた真っ白なドレスは、繊細なレースが幾重にも重なり、陽光を受けてほのかに光を宿していた。

肩を包む柔らかなシフォンと、胸元にあしらわれた金色の花々の刺繍。
腰のあたりで絞られた細身のシルエットは、私の体を優しく引き立ててくれる。


そこへ――

コンコン、という音のあと扉がゆっくりと開いて、レオンが一歩、足を踏み入れる。


「……セレナ?」


そして、息を呑んだまま、その場に立ち尽くした。

「……そんな顔、しないで。笑ってほしいのに」

セレナが恥ずかしそうに微笑むと、レオンの目に、じわりと涙が滲む。

「ごめん……でも、あまりにも綺麗で……」

堪えきれず、ぽろりと零れた涙。
そのまま、レオンはセレナに歩み寄り、そっと額を寄せる。

「本当に、君が……俺の花嫁になってくれるなんて……夢じゃないんだよね?」

「うん。夢じゃないよ。……もうとっくにレオンの花嫁だけどね」

セレナが微笑んで、そっとレオンの頬に触れる。
その温かさに、また一粒、涙がこぼれる。


呼んだのは、ごく限られた大切な人たちだけ。

リナ、アレク、ティオにベル。
ミアとリュシアン。
そして、最近になってよく笑うようになったユノも。

公爵邸の使用人や聖石の間の従業員も。

扉が開き、レオンとセレナはそっと手を取り合う。

中庭へと続く通路に立った瞬間、セレナは思わず足を止めた。
そこには、来てくれた大切な人たちの姿が見えた。

リナが目に涙を浮かべて手を振り、アレクは静かに頭を下げ、ミアとリュシアンは並んで優しく微笑んでいる。
ユノはベルを抱きしめたまま少し照れくさそうに笑っていた。

――そして、視線の先に見えたのは、式服に身を包んだティオの姿だった。

「……ティオ! 髪、切ったの?」

驚いてそう声をかけると、ティオはいつものように肩をすくめて、いたずらっぽく笑う。

「うん、似合ってる?」

風に揺れる短めの茶髪。
どこかすっきりとしたその姿に、彼の新たな決意が滲んでいるようだった。

「うん。とっても」

セレナが微笑むと、ティオもどこか照れたように視線を逸らした。
あの頃の彼とは少し違う、未来を見つめるまなざしがそこにあった。

そんな仲間たちの温かな視線に包まれて、セレナとレオンはゆっくりと歩き出した。
ふたりだけの、大切な誓いの場所へ――

そこには簡素ながらも美しい、白い布と花々で飾られた祭壇。
陽の光がそっと降り注ぎ、まるで天の祝福のように二人を包み込んでいる。

祭壇の前で、神父が穏やかな声を響かせた。

「本日、ここに集まった皆の前で――あなた方は、生涯を共に歩むことを誓いますか?」

レオンはまっすぐにセレナを見つめる。
その瞳には、これまでの想いがすべて詰まっていた。

「私は、彼女を愛し、守り、どんな時も支え続けることを誓います。――セレナ、君だけを愛すよ」

その言葉に、セレナの胸が熱くなった。
震える唇をそっと開き、彼に応える。

「私も……レオンを愛し、どんな運命も共に歩むことを誓います。生まれ変わっても、きっとあなたを愛します」

柔らかな風がふたりの髪を揺らし、神父が優しく微笑む。

「この誓いを、神の御名のもとに受け入れます。どうか、ふたりが永遠に結ばれますように」

するとレオンがそっと手を伸ばし、セレナの頬に触れた。

「……キス、してもいい?」

「もちろん」

小さく頷いたセレナの唇に、愛おしさを込めてレオンが口づけを落とした。

祝福の拍手がわき起こり、花びらが風に乗って、ふたりの周囲を舞い踊る――。



***


夜ーー

天蓋の揺れるベッドの上。
純白のドレスに身を包んだままのセレナが、座っていた。


「レオン、みんな笑っててくれてよかったね」

「うん、セレナと結婚式出来て、本当に良かった。……これからもずっと一緒に居てね」


自然と目が合って、ふたり同時に、ふっと笑い合う。
どちらからともなく顔を寄せ、唇がそっと触れ合った。

まるで、改めて誓いを交わすように――
照れくさいのに、あたたかくて、胸がじんわりと満たされていく。

「……やっぱり、似合いすぎて罪だな。セレナ」


レオンの目が、ふっと細められる。
さっきまで穏やかだった眼差しに、微かに熱が灯るのを感じた。

「えっ、レオン、ちょっと……」

セレナの小さな抗議など意に介さず、レオンはキスを落とすと――
次の瞬間、ゆっくりと背中に手を回してリボンをほどいていく。

「……脱がせるの、もったいないな」

熱っぽい瞳で見下ろされ、触れられ、名前を何度も囁かれて――
夜は、深く甘く、静かにふたりを包み込んでいった。

どれほどの時が過ぎただろうか。


愛を交わし、指を絡め、口づけて――
幾度も、何度も体が重なって。

月が沈み、東の空が白んでいく。

セレナは、ベッドの上でレオンの胸に抱かれながら、うっとりとまどろむ。

あたたかくて、やさしくて、でも……
――とてつもなく、すごくて。

……絶倫すぎるんです、公爵様…っ!

と心の内でそっと呟きながらーー
セレナは、幸せに満ちた眠りへと落ちていった。


⌒*。゚*⌒*゚。*⌒   fin   ⌒*。゚*⌒*゚。*⌒



ーーーーーあとがき✎ーーーーー



長い間、ご愛読ありがとうございました!
沢山読んでいただいて、無事完結出来て感激してます・・・!

セレナとレオンの物語はこれにて完結です。
きっとこれからも二人は幸せな夜を沢山過ごすことでしょう♥

そして・・・


ここからは――
 ティオの新たな物語が動き出します。

 \本日より連載スタート!/
『TL小説に転生した腐女子は推し様を攻めたい!』

推し×転生×溺愛×逆転攻め!?
ティオの恋の行方、どうぞお楽しみに……♡

作品ぺージはこちら☞  TL小説に転生した腐女子は推し様を攻めたい!

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